株の注文方法から初心者向け銘柄選びのやり方を学ぶ

公開日:2017/03/31 更新日:2017/04/10

「株の買い注文を出したいけれども『指値』と『成行』って何?」、「よい企業はどうやって探したらいいの?」、「普通の個人投資家でも外国の企業の株を買うことはできるのか?」。株式投資は自分の資金を投資しますので、損したくないというのは誰でも考えることです。お金を株に投じる前にできるだけ損をする可能性を低くする努力をすることができます。

損をする可能性を低くするまず第一歩は知識を正しく理解することです。ここでは株初心者が勘違いしやすい専門用語やルールについてと、よい株を発掘するための具体的なやり方について解説していきます。

株初心者が勘違いしやすい「成行」と「指値」の説明

株式の売買注文には大きく分けてふたつの方法があります。ひとつが「成行注文」、もうひとつが「指値注文」です。株を買うときはこのふたつの注文方法を理解することが大切です。ここではその注文方法をご説明してきます。

指値注文とは買い付ける株価をあらかじめ指定する買い方です。例えばトヨタ自動車の株が現在6000円の値段がついています。自分は6000円の値段は高いと思うけれど、5800円だったら買いたいと考えている場合、指値注文で5800円と値段を指定して買いの注文を発注します。この注文の場合は株価が5800円以下になるとトヨタ自動車の株が買い付けできます。

もうひとつの『成行注文』は、発注した時点で買うことができる一番安い値段で買い付けができる注文です。例えばトヨタ自動車の株が現在6000円の値段がついています。自分は値段を気にせずに今すぐにトヨタ自動車の株が買いたいと考えている場合、成行注文で買い注文を発注します。その時売りに出ている一番安い値段が6005円だったとするこの値段で株を買い付けることになります。

指値注文は、指定した値段で買うことができることが利点ですが、株価が指定した値段にならなかったら株は買えません。買えないまま株価がどんどん上昇してしまい、投資のチャンスを逃す可能性がでてきます。

成行注文の場合は、注文を出せばすぐに株を手に入れることはできますが、想定外の高い値段で買えてしまう可能性があります。特に現在が6000円でその時に買える一番安い値段が10,000円だった場合、成行注文を出すとこの10,000円という価格で株を買い付けることになります。成行注文はこのような欠点があります。

指値注文の中に「逆指値注文」というものがあります。例えばトヨタ自動車の株価が現在6000円で、もし株価が6100円を超えたら買おうと考えている場合、逆指値の6100円で買いという注文を発注します。この場合株価が6100円以上になったらトヨタ自動車の株をかうことができます。逆指値注文はややこしいため株初心者の方は取引になれるまでは、この逆指値注文は使わないほうがよいと思います。

株初心者も使える銘柄発掘のやり方

これから株をはじめる投資初心者の方がはじめに銘柄選びとして使えるやり方をご紹介します。ウォーレン・バフェットという投資の世界では神様と呼ばれる方の投資法です。バフェットの投資スタンスは難しい投資手法は使わず初心者でも実践できる投資法で成功している投資家です。ちなみにバフェットは2017年の世界長者番付で2位にランクインしている大富豪です。1位はマイクロソフトのビルゲイツ、3位はアマゾンの社長ジェフ・ベゾスでした。(参照元:フォーブス)

バフェットの投資方法は非常に単純で、「よい企業の株が安いときに買って長期間保有する」です。「よい企業」、「安いとき」、「長期投資」のキーワードごとに詳しく説明していきます。

1.バフェットが考える投資すべき企業

よい企業の定義はさまざまですが、バフェットが選ぶ企業とは人が生活をする上で必ず利用しなければならない商品を販売している企業です。そして、その分野で高いシェアを持っている企業です。こういった企業を「消費者独占型企業」と呼びます。

「消費者独占型企業」は、好景気や不景気の影響をそれほど大きく受けず、利益が安定的に伸びていく傾向があります。仮に、一時的に減益となっても環境が好転すればいち早く回復していきます。

2.バフェットが考える買い時

株価が安いときには大きく分けて2つのパターンがあります。ひとつはその企業自身に何かトラブルが発生したとき。もうひとつは、株式市場全体が下がっているときです。

株式市場全体が下がっているときは、どんなに優れた企業でもその流れに逆らうことはできませんので同じように下落し、狙っている銘柄の絶好の買い場になります。注意しなければならないのが、狙っている企業に問題が発生して株価が下落しているときです。

起こった問題が修正可能なものであれば良い買い場になりますが、修正不可能な問題の場合は投資するのはあきらめるべきです。修正不可能な問題とは、「企業の粉飾決算」や「製品の偽装」などが代表的です。

3.バフェットが考える株の投資期間

バフェットが考える長期投資とは「永遠」を意味しています。購入した企業の根幹部分が変わらない限り保有し続けるとしています。しかし、一般の投資家であれば、運用するのは資産を増やしたい目標があってのことですので、その目標に到達したら売却をしてもよいと思います。基本は一度買った銘柄は持ち続けるという考えがよいです。

外国企業の株を購入することも可能!実際のやり方

最近は日本国外の株についても売り買いができるようになっています。例えば、アイフォンで有名なアップという会社は日本ではなくアメリカで上場をしているため、日本の証券取引所では買うことができません。しかし、アメリカの証券取引所ではアップルの株も買うこができます。海外の企業の中には日本の企業にはない優れたサービスを提供している企業も多数あります。

1.外国株の購入方法は専用口座の開設から

日本国外の企業の株を買う手順としては、日本株を買う用の証券口座とは別に、外国株取引用の証券口座を開設する必要があります。ネット証券会社なら外国株式の口座開設方法は簡単です。各証券会社の申し込み画面にすすみ必要事項を入力すれば口座開設は完了します。
取り扱っている国は証券会社ごとに決まっています。自分の買いたい企業が上場している国が取引可能かどうか確認する必要があります。

2.日本国内株式よりも取引手数料は高い

外国株の取引は普通の日本国内の株式に比べて手数料が高くなっています。また、株式の売買手数料だけではなく、為替を交換するときにかかる手数料も上乗せして徴収される点は注意が必要になります。一日の間に売り買いを繰り返すデイトレーダーはコスト倒れになる可能性があるので、外国株は長期投資家に向いている投資商品です。

3.外国株を買うときは情報の少なさに注意点

外国株は投資の選択肢を増やすことが可能ですが、日本国内の株に比べて情報量が少ないことがリスクです。米国の企業であればまだ比較的情報は手に入りやすいですが、それ以外の国の企業となるとレポートなどの情報も少なくなります。リスク管理のためにも外国企業の株を買うときは、グローバル展開をして、日本で自身が触れる機会がある商品・サービスを提供している企業に絞ることをおすすめします。

まとめ

株の注文を発注するときは「成行注文」と「指値注文」の違いをよく理解しなければなりません。注文を間違えて発注して取引が成立してしまうと、もう取り消すことはできなくなってしまいます。株初心者には馴染みのない用語も多数出てきますので一つ一つしっかり確認をして注文をだすようにしましょう。

銘柄選びのやり方にはさまざまな方法がありますが、成功している有名な投資家の投資手法をまねる事から始めてみるのがよいです。また、外国企業の株式も日本の株と同じように配当金をもらう権利もあります。