株初心者が株の買い方でつまずきやすいポイントを解説

公開日:2017/03/29 更新日:2017/04/10

株を買うためにはまず証券会社選びが必要になります。証券会社にも2つの種類があり、初心者はどちらを選ぶのがよいのかわからないと思います。また、実際に買いの注文を出す場面では難しい専門用語やルールなどが存在しています。株の買い方でより実践的な話では、失敗を避けるために警戒したほうがよいタイミングがあります。この記事では株初心者がつまずきそうなポイントを説明しつつ、株の買い方について解説していきます。

対面型証券会社とネット証券会社ではどちらを選べばよいか

証券会社には大きく分けて2つの種類があります。ひとつは「対面型の証券会社」、もうひとつは「ネット証券会社」です。

対面型の証券会社の特徴は、店舗を持っているということです。顧客は店舗へ行けば個別に専門の知識を持った営業マンからアドバイスをもらうことができます。また投資情報やレポートなども充実しています。 また、対面営業を行っている証券会社は野村證券や大和証券など国内大手の証券会社で、IPO(株の新規上場)の主幹事になることが多いのでIPO投資を考えている方は口座開設が必要になると思います。

対面型の証券会社のデメリットは、店舗を持っていることや営業マンなどが多数在籍しているためその分コストがかかり、売買手数料が高くなっています。また、担当者が付くと営業の電話などがかかってくるというわずらわしさがあります。

一方でネット証券の特徴は、手数料の安さです。対面の証券会社とは違い店舗を持っていないため人件費などが少なくて済み、その分取引手数料を安くすることができます。また、サポートに関してはフリーダイヤルのコールセンターがある証券会社が増えてきており、質問なども可能になっています。

ネット証券のデメリットは店舗にて直接アドバイスを受けることができないということです(SBI証券はネット証券ですが例外的に店舗を持っています)。投資商品の中には複雑なものがあるため自分自身では理解できないこともあります。直接店舗にて資料を見せてもらいながら説明を受けるほうがやはり理解はしやすいです。

「対面」と「ネット」のどちらで証券口座をもつのがおすすめかというと、投資初心者の方であればネット証券で投資を始めるほうがよいと思います。なぜなら、手数料が安いこと、営業マンから余計なセールを受けずに済むこと、直接会って説明を受けなければならないような複雑な投資商品は買う必要がないからです。投資リターンを少しでも大きくするためにも手数料は安い証券会社を選ぶようにしましょう。

株を買うときに初心者がつまずく専門知識の解説

株の買い注文を発注するときはいくつかのルールや聞きなれない専門用語がでてきます。例えば、「成行注文」と「指値注文」の違いは何か?配当金をもらうにはいつ株を買えばいいのか?株初心者の個人投資家向けにそれらを説明していきます。

1.取引時間

株は24時間いつでも買うことができるというわけではありません。しっかりと取引時間が決められています。日本の場合、午前は9:00~11:30まで、その後1時間昼休みを挟んで午後は12:30~15:00まで取引が行われます、それ以外の時間では注文を発注しても取引は成立しません。

2. 「成行」と「指値」の違い

株の発注する際に出てくる注文方式には「成行」と「指値」というものがあります。まず成行というは、注文を発注したときに買い付けが可能な値段で買ってほしいという注文になります。一方の指値という注文方法は、自分が希望する値段でしか買いませんという注文になります。

成行注文のメリットはほしい株をすぐに買い付けできるということです。デメリットは値段の指定をしないために自分が思っていた値段よりも高い価格で買えてしまうことがあるということです。

指値注文のメリットは自分が希望している値段で買い付けるため、思わぬ高い値段で買ってしまったという失敗がありません。一方デメリットは、その希望する値段に株価がならなければ欲しい株を買えないということです。

3.1日の値幅制限

株の値段には1日に動く値段の幅に制限があります。その範囲の上限下限に達するとそれ以上値段が動かなくなりストップ高、ストップ安という状態になります。

4. 「約定日」と「受渡日」の違いと注意すべきこと

株の取引が成立することを約定といいます。買い注文をだして約定するとその約定時の値段で株を買うことになりますが実際に株の所有権が移る(受渡)のは4営業日後になります。そのため、株買い付けの代金は4営業日以内に支払わなければならず、逆に売却のときは、4営業日たたないと現金になりません。

約定と受渡日の関係で注意しなければいけないのが、配当や優待銘柄の権利日です。例えば3月31日が配当金の権利日とします。その日に株を所有していれば配当金を受け取ることができます。しかし、3月31日に注文を出して約定しても配当金はもらえません。なぜなら株の実際の受渡は約定日から4営業日後になるからです。

つまり、3月31日に株を保有しようと思うなら3月28日までに株を買い付けなければならないということです。ちなみに権利が取れる最終日のことを権利付き最終売買日といいます。これを過ぎるとせっかく投資資金で株購入しても配当金や優待品がもらえないことになります。ここは間違える方が多いので注意しましょう。

警戒すべき買い付けのタイミング3パターン

株の取引をするときいつ売買するのがよいかはなかなか難しいです。しかし、一般的に警戒をしたほうがよいタイミングというのがいくつかあります。それは大きなイベントがある前などです。ここでは代表的なイベントについてお伝えします。

1.決算発表の前

企業は年に4回決算の発表を行います(発表のタイミングは銘柄ごとにさまざまです)。その決算発表前後で株価は大きく動くことがあります。なぜなら、決算発表で企業は進捗状況と今後の見通しを発表するからです。仮に事前によい内容の決算発表があると予想する投資家が多いと決算の発表日に向けて上昇していきます。決算の発表が悪いものになれば株は売られるので値段が下がっていきます。
決算発表では何が起こるかわかりません。予想外によい内容が発表になって株が上昇することもありますが、ギャンブルのようなところがありますのであまりお勧めできません。
対象銘柄の決算発表がいつかは、ネットで調べることもできますし、投資先企業へ直接問い合わせても教えてくれます。

2.配当金と優待の権利前

配当金や優待の権利日の直前というのは、みんながその権利を取りたいがために株を買いにくるため株価が高くなる傾向があります。そこでみんなと同じように自分も買いに向かうと思わぬ高い値段でつかむことになるかもしれません。もし特に利回りが高い配当銘柄や優待投資家が狙うような株主優待の人気銘柄をかうなら権利日の2ヶ月くらい前の安い時期に買うようにしましょう。

3.重要な経済イベントの発表前

国内外で行われている重大な会議や経済指標の発表前も注意が必要です。このようなイベントが警戒されるのは、国の政策が変更になる可能性があるからです。日本銀行による金融政策決定会合やあるいは主要国の大統領選挙など結果によっては株価も大きくぶれることになります。運よく思い通りの結果になればよいですが反対となれば大きな損につながります、堅い投資を行いましょう。

まとめ

はじめて株を買う方が最低限必要となる取引のルールや専門用語の解説をおこないました。この内容を抑えておけば、株の購入までは問題なくこなせると思います。最初は難しい言葉に戸惑うと思いますが、あとは実際の取引のなかで慣れていくのが一番だと思います。