会社四季報の見方がわかりすらすら読める方法

公開日:2017/04/21 更新日:2017/04/21
  • ・投資をはじめようと会社四季報を買ったが、分厚すぎて読む気になれない。
  • ・読んでみたが、専門用語が多すぎて意味がわからない。
  • ・文字が多すぎて書いてあることのどこが重要なのかわからない。

 

はじめて四季報を手にしたときに誰もが感じることだと思います。

このような悩みは3つのステップを踏むことで解決することができます。

  1. ステップ①:四季報の各カテゴリーを理解する
  2. ステップ②:分析する際、必要カテゴリーを抽出する
  3. ステップ③:分析した内容をもとに投資判断をする

 

基本的にこの3つのステップを抑えれば、どんな銘柄がきても四季報を使って企業を分析することができます。この記事のゴールは読み終えていただいたときに、ご自身で四季報を開いて企業分析ができることです。

四季報の見方のパターンさえ身に着けてしまえば、株式投資をする上で非常に有利な状況になれます。具体的に説明していきます。

ステップ①:四季報のどこに何が乗っているか理解する

そもそも会社四季報には「どこに」「どういう」情報が載っているのかを知らなければ読むことはできません。ただ読むだけでは数字と言葉の塊なだけです。

四季報内に書かれている大まかなカテゴリーは以下の4つです

  • ・会社の名前や住所、株主構成、株式分割などの基本的な情報
  • ・売上高、営業利益、経常利益、純利益、配当欄などの業績決算情報
  • ・財務、株式、キャッシュフローなどの財務関係情報
  • ・株価チャートやPER、PBRなどの株式情報

(参照:「会社四季報」の読み方・見方基礎講座 – 楽天証券

 上の図を参考にどこに何のカテゴリーが乗っているのかを理解しておきましょう。このようにカテゴリーわけをすると、なんとなく頭の中で整理ができると思います。これが次のステップで非常に役に立ちます。

 

ステップ②:分析内容に合わせて使うカテゴリーを抽出

四季報のどこに、どんな情報が載っているのかを理解できたら次は、自分が分析したい項目にあわせて、当てはまるカテゴリーからデータを抽出していきます。

例えば、企業が健全かどうか調べたい場合は「財務関係」の分析を行います。カテゴリーわけされた中から財務関係の場所に注目します。

キャッシュフロー(CF)分析をする場合は、営業CF、財務CFと投資CFを見る必要があります。

一般的に健全な企業と健全でない企業は上の図のような関係になっています。会社四季報を見れば一発で把握することができます。

ちなみに、もうひとつ健全性をみる指標として自己資本比率という指標を見ておくとよいです。一般的には自己資本比率が70%以上なら理想的、40%以上なら倒産はしにくい企業という考え方をします。(必ずあてはまるわけではありませんが)

ステップ③:分析した内容をもとに実際に投資判断をしてみる

四季報から分析したいデータを抽出し、分析までできるようになれば後は調べたい銘柄を決めて、実際に分析をしていくだけです。

四季報のよいところは業績の会社予想を載せてくれているところと、必要なデータがまとまっている点です。(決算期に業績予想は非常に重要です)

もしも、掲載されているデータを企業のHPやそのほかの発表資料から集めてくるとなると、非常に大変な作業になります。

自分で決める銘柄が決まっている段階であればすう銘柄調べてもよいかなと思いますが、買うかどうかもわからない企業の情報をひとつひとつ集めてくるのは不可能だと思います。

細かいTips①:四季報特有の言い回しを理解する

会社四季報には独特の言い回しが存在しています。特にコメント欄に多くの表現が使われており、株初心者が見ると何を言っているのかわからず混乱してくると思います。

よく混乱するもとしては【最高益】という記述があるにもかかわらず、コメントを最後までよむと来期は減益などという表現が使われています。

この場合どちらを評価すればいいのかというと、来期は減益がより重要になります。

なぜなら、株は現在ではなく将来どうなるかを予測して今資金を投じるからです。今は最高益でも将来的に減益なるなら株は売られる可能性が高いです。

こういったコメントを読む際も、今のことなのか将来のことなのかを意識して読み進めることが大切です。

細かいTips②:四季報に載っている株式指標も参考になる

四季報にもいくつか株式投資に役立つ投資指標が乗っています。代表的なものでは、PERやPBRなどですが、特にこれから注目しておいたほうがよい指標として「ROE」と「ROA」をご紹介しておきます。

ROEとは株主資本利益率といい、海外ではかなり昔から重要な指標として扱われていましたが、日本もようやくこの指標の改善に取り組む流れが経営者の中にでてきました。

ROEとは株主のお金利用して一年間どれだけ利益を稼ぎ出したかという指標になります。株主にとってはこの数字は高ければ高いほど自分のお金を効率的にビジネスに使っているとして評価できることになります。

ROAとは総資本利益率(=総資産利益率)といい、企業の総資本にたしてどれだけ利益を稼いだかをあらわす指標となっています。

ROEと似た指標になりますが、ROEが株主資本に対してどれだけ利益を稼いだかになります。

株主資本利益率の弱点は、株主資本が少なく借金が多い企業の場合数値がかなり高いものが出てしまうことになります。

それを補完する目的で一緒に総資本利益率の指標も見ておきましょう。

まとめ

会社四季報を理解するにはまず全体を把握して細かいとろころ理解するようにしましょう。

細かいところを読み込んでも何が書いてあるか理解することはむつかしいです。大きなカテゴリーから理解をして必要な箇所を自分で抽出できる力を身につけましょう。

まずはなれるために見方のパターンを身に着けることが大切です。あとは慣れるまでひたすら繰り返し数をこなしていきましょう。

正しい方法で、数をこなすことが大切です。