株で口座開設をする前に知っておきたい税金の

公開日:2017/04/05 更新日:2017/04/10

普通のサラリーマンや主婦の方は税金の話に馴染みがないと思います。株式投資で利益が出た場合税金はどうしたらよいのか?確定申告をする必要があるのか?

扶養に入っている方であれば扶養から外れてしまうのか?など不安に感じていらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では投資にかかわる税金の仕組みと注意点について説明していきます。

株式投資の税制

保有をしている株を売却した時、購入時に支払ったお金よりも、売却後に戻ってきたお金が多ければ利益がでたことになります。株取引場合この利益に対して税金が発生します。よって仮に損失が発生した場合には税金は徴収されません。

株式投資で儲かった利益にたいしてかかる税金には二つあります。それは所得税と住民税です。いくら税金がかかるのかというと、利益に対してあらかじめ決められた税率をかけて計算をしていきます。

その税率は20.315%(所得税15.315%+住民税5%)です。証券投資のときの税金は、普通の給料などの税金とは違った制度が取られています。

給料などの所得の場合は、金額が高くなればなるほど適用される税率が上昇していく制度(累進課税制度)となっています。

しかし、株式投資の場合は累進課税とはことなり一定の決まった税率が適用されることになっています。つまり株での儲けが1万円の人だろうと1000万円の人だろうと同じ税率が適用されます。

わかりやすい税金でいくと消費税が一番近いかもしれません。1万円の買い物をした人でも1000万円の買い物をした人でも税率は一定になっています。

株式投資の税金の納付方法

では、株の取引で実際に利益が出た場合に税金の手続きはどのように行えばよいのかを説明していきます。

税金の納付方法には大きく分けて二つのパターンがあります。まず一つ目が、ご自身で税務署へ行って確定申告を行い、税金を納めるパターン。二つ目が、証券会社があなたの代わりに税金を納めてくれるパターンがあります。

この二つのパターンの違いはどうしてうまれるのかというと、あなたが口座開設をしている証券会社の口座の選択方法によるからです。

証券会社の口座には3つの選択肢があります。一つ目が「一般口座」、二つ目が「特定口座源泉徴収あり」、3つ目が「特定口座源泉徴収なし」です。

この3つの口座うちあなた自身が税務署へ行って確定申告をする必要がある口座は「一般口座」と「特定口座源泉徴収なし」になります。

そして残りの1つである「特定口座源泉徴収あり」の口座で取引をされている場合は、証券会社があなたの代わりに税金を納めてくれるのでご自身で確定申告する必要もありません。

これだけを見ると3つの口座選択肢の内、「特定口座源泉徴収あり」が一番簡単でなんのわずらわしさがないので良いようにみえます。

確かに、初心者の方は特定口座源泉徴収あり口座以外はお勧めしません。確定申告などは普段あまり馴染みのない作業になりますし、税金がからむことになるのでもし仮に申告をし忘れてしまうと大変なことになる可能性があるからです。

しかし、あえて選択できるということはご自身で確定申告される場合には手間をかけるだけのメリットがあるということでもあります。次は確定申告をする場合のメリットについて説明していこうと思います。

確定申告をすることのメリット

「一般口座」と「特定口座源泉徴収なし」の口座、つまり確定申告を行わなければならない口座のメリットとデメリットの説明をしていきます。

まずはイメージしやすいデメリットから説明します。この口座の一番のデメリットは確定申告をしなければならないということです。

一方のメリットは、確定申告をすることで損失の繰越を行うことができるということです。

株式投資でその年一年間で損と利益が出た場合、損益との通算をすることができます。例えば30万円の利益が出た場合、約6万円の税金がとられます。

しかし、それより以前に30万円の損が発生している場合、損失と利益で通算をすることができます。つまり、税金がかからなくなるということです。

これは年内の取引(2017年1月~2017年12月)に限られます。年をまたいでしまうとその前の年に損失があっても繰り越すことができません。

ただ、確定申告をすることによって損失を最大3年間繰り越すことが可能になります。これが確定申告をすることのメリットになります。

前年に大きな損が出てしまったが今年は大きく利益を出すことできている場合、前年に確定申告をして損を繰越ししていないと、損益の通算をすることができず税金が取られてしまい悔しい思いをすることになる。

株取引に慣れてきた方などは確定申告にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。初心者の方は特定口座源泉徴収ありを選択しておけば安心です。

(特定口座源泉徴収ありを選択していても確定申告をすることは可能です。)

確定申告をするときの注意点

専業主婦の方が株の取引で注意しなければならいのは、利益が出て確定申告をしなければならない場合、一定金額以上の利益があるとご主人の配偶者控除などの所得控除が受けられなくなる可能性があるということです。

一方で確定申告の必要がない特定口座源泉徴収ありを選択されている場合は、その特定口座ないで発生した譲渡所得については、金額の多い少ないにかかわらず、所得に参入されないため配偶者控除のような所得控除からはずれる心配はいりません。

これから税金の面で株式投資をはじめることに不安を感じていらっしゃる方には特定口座の源泉徴収ありコースを選択することをお勧めしています。